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プルメリア日和

東京・目黒にある日本タイマッサージ協会、日本ルースィーダットン協会、癒しタイの情報の他、旅行記、現地からのタイ情報、スクール卒業生の感想や活動などをご紹介しています。

チェンマイ山ごもり日記【2】

99-9-23  木曜日 AM8:25 モントリーホテルJJレストラン

きのう、夜6時半ごろ無事チェンマイのホテルにつき、山ごもりの用意をしていると、チェンマイ大学の友人ソンバットから電話があり、これから15分位でここにくるという。一緒に軽く食事をし、今回の予定を話すとソンバットは少し心配ぎみに語った。まだ雨期は終わってないし、山は危険で殺人事件も多いし、蛇もでるし、もっと郊外でリラックスできるところがあるから、そういうところに行ってみたらとアドバイスをくれた。でも私はそういうところには滝がないからと言ってことわった。また会う約束をしてわかれ、水4.5リットル、オレンジジュース1リットルを買って、明日の準備をした。夜寝る前にこれからのことを考えていると、山でテントを張り雨がひどく降り出しテントのうえに木が倒れてきたらどうしようという恐怖心で頭の中がいっぱいになった。

99-9-23 木曜日 PM6:00 山の中 滝の上

きょう、朝、ホテルの前でたむろしているタクシードライバーに、私の予定を少し話してみる。私はすごく悩んでいた。自分で、レンタカーを借りれば、いつでも帰りたいときに帰れるが、タクシーを頼むと迎えに来てもらう時まで必ず山にいなくてはならない。今回は自分のチャレンジなのだからと自分に言い聞かせ、ソンテオ(タクシー)に送り迎えを頼むことにした。 部屋でシャワーを浴び、歯を磨きスッキリしてホテルをチェックアウトするといつもの受け付けの人がいて「元気ですか?」と聞いたら「元気ですありがとう」と笑顔でこたえてくれた。こんなところがタイのいいところだ。途中マーケットでモンキーバナナを買って30分ほど走ると滝への入り口の道路につく。ここから舗装されていない道を上っていくが途中かなりきつい上り坂で車がスリップして全く上れない。この時期は雨期で道が完全にぬかるんでいる。下から勢いをつけて3回トライしてもダメで最後にもう1度少しわきの道をトライしてもらったがあと数メートルのところで滑ってしまう。ドライバーは、あとはここから歩いていくしかないという。まだここから滝まではずいぶん長い道のりだし今回は荷物もかなり重いので、一旦ホテルにもどることにする。
ホテルに戻ってみると,朝はいなかった10数年来の友人のビシャンがいるではないか。挨拶をしてホテルに預けてあった荷物からおみやげ(侍の絵がプリントされたTシャツ)を取り出して渡すととても喜んでくれた。ホテルの隣のレンタカー屋でスズキのジープを借りていざ出発。ガソリンを200バーツ入れ、滑りやすい山道を四駆にしてやっと上り滝の入り口までたどりついた。そこから荷物を背負って上までのぼっていくのだが、急斜面が続き肩や足のつらいことといったらいつもの練習の比ではない。荷物が重く20メートル上るとハーハー、ゼーゼーして5分位休まないと登れない。汗は、額や腕から流れるように落ちてくる。やっとの思いでいつもの場所にたどりついた。テントを張る場所を決めてインナーテントを立ち上げると、急に激しい雨が降ってきた。これは大変と、荷物をテントの中に入れ防水加工のフライヤーを急いでインナーテントの上に乗せる。荷物は少し濡れたがギリギリ間に合った感じだ。テントの中で、放心状態となっている自分から落ち着きを取り戻すまで少し休む。汗でびしょびしょのTシャツを着たまま、テントの中で横になっていると、シナイ山に上りその後テントの中で休んでいたことを思い出す。今日はこれでもう休んでしまおうかと思ったが、せっかくここまで来たのだからやはり滝に打たれようと思い、着替えてまた下へ下りていく。数人の外国人が滝の近くで休んでいて、20分ほどすると彼らは帰っていきやっと独りきりなれた。体操と呼吸法をしていたら、突然また大雨が降り出してきた。きているものは水着1枚なのでそんな雨も気にならない。気合いを入れて全身を叩く。そうでもしないとやはりこの時期の水は冷たい。滝に打たれる前に合掌し無事を祈る。   
去年までなかった大木が横たわる
   
チェンマイ郊外のいつもの滝

ここは上から何が落ちてくるかわからない。去年まではなかった直径1メートル位の大木が滝の上から下まで横たわっているし、そのそばには流木が上から落ちてきてたまっている。滝に打たれるのはいつも恐怖心との戦いだ。水の冷たさからくる怖さ、そして上から何が落ちてくるか分からない死をも念頭に置いた怖さ。最近ではだいぶ慣れたが、最初のころは上から石が落ちてきて頭に当たり死んでしまったらどうしようと思い、滝の上まで様子を見に行ったことがあった。まぁでも人間はときどき、自分の「死」ということについて考える必要があるのかもしれないなあ。死と対面する怖さを乗り越えてはじめて、いろいろなことに挑戦ができるのだと思う。しばらく滝にあたっていると水の冷たさはあまり感じなくなり、少し気持ちがよくなってくる。今日はここまでにしておこうと思う。あしたから朝と夕方2回づつ呼吸法と滝行をする予定だ。テントに戻り、モンキーバナナ2本とせんべいとナッツを少し食べた。これが今日の夕食だ。もうあたりはだいぶ暗くなり雨もけっこう降ってはいるが網戸越しにチェンマイの灯りが見えるのでそれほど寂しくもないし恐くもない。今日はあと本を少し読んで寝よう。

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